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12/31  覚悟は出来てたけどね、ありがとう。

元日のおみくじの通りの一年だったか検証する神様と反省会2017。
今年は「吉」でした。そろそろどーんと大きな船に乗りたいのですが。

「見通しは立つ、が、派手さに目を奪われるな」との事。
んで、結果「吉」ってことは、足元すくわれるって事だよね?
分かってたのにすくわれたわ足元。覚悟は出来てたけどね、ありがとう。

仕事:◯好調だが無理するな。→◯酷い有様だけど後半幾分持ち直した。
縁談:△自戒せよ。見栄をはるな。→△自戒して見えは捨てたと自負している。
学業:◯閃きを信じて迷わず進め。→✕進んではみたけど、もしや閃き間違ってる?
健康:△変化が激しい。調子を保て。→◯おそらく体質改善したけど体調に変化なし。

かなり忠実に一年を過ごしたと思うのですが、好機や転機を見送った感も否めない。
叶わなかった場合にどうしてくれよう、といった具合です。凶じゃないだけマシって事か。
良くも悪くも、
余程ダイナミックな事をしない限り、人生の枠からは外れないんだと思い知った。

日々に追われて読書の時間が減ってしまっているのが悲しい。
久しぶりにマニアック路線に戻してみたけど、エンターテイメント性に乏しい一年だった。
ので、来年はもう少しメリハリのある作品を意識的に選んで行きたい。

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    | author : すペ3 | category : days | comment : comments(0) |
    12/30  最低。

    現役AV女優によるAV女優という仕事を選んだ女性を描いた短編集。
    両親、恋人、夫、娘、というそれぞれのかけがえのない人間関係に、
    驚くほど身近で呆気ないほど乱暴に影響を及ぼすAV女優という職業とは。

    笑える裏話とかあるあるネタでは無く、耳障りの良いお仕事小説でもなく、
    あくまでAV女優という題材をきちんと文学的に表現した作品だと思う。
    性的な刺激は抑えめで、読了後に言い様のない寂しさを感じる。

    途中の変な句読点が見え透いてて鼻についたけど、
    よくある素人のケータイ小説みたいなクオリティとは明らかに違っていた。
    この人のイロモノとしてでないエンターテインメント作品が読んでみたい。

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      | author : すペ3 | category : book | comment : comments(0) |
      12/10  坐禅ガール。

      作家のよう子が出会ったのは、心に闇を抱えた美女りん子。
      ひょんなことからアメリカの禅マスターの坐禅会に参加することになった二人は、
      徐々に自身のコンプレックスと向き合っていく、という話。

      坐禅や瞑想の理解が深まればと思ったのだけど、
      どちらかと言えばコンプレックスとの付き合い方に終始していたような印象。
      そこまで万能も超越も無いのは分かってるんだけど、
      その割には坐禅マスターの絶対的な存在が腑に落ちなかった。坐禅ってそうなのか。

      ポップな装丁と見せかけて結構じっとりした内容だった。
      メンヘラな深層描写は近藤史恵の小説みたいでヤバかったけど、
      ミステリ的な手法や展開が物足りなかった。

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        | author : すペ3 | category : book | comment : comments(0) |
        10/23  少年少女飛行倶楽部。

        中学一年生の佐田海月が、
        親友・樹絵里に誘われて入部したのは「飛行クラブ」。
        部員数も足りない活動内容すら曖昧な、あり得ないんだけどマジ、な部活。
        果たして彼等は飛行する事が出来るのか。

        鳥人間コンテストっぽいスポ根青春系の話を期待してたのだけど、
        友達関係や家族の問題を扱った中学生日記的な道徳青春系の話だった。
        著者なら、頑張れば日常の謎の一個や二個くらい忍ばせられそうだったけど、
        こういうちょっとドタバタでマンガみたいな展開も面白かった。

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          | author : すペ3 | category : book | comment : comments(0) |
          09/24  台所のラジオ。

          台所のラジオから流れる小さな声に導かれるままに、
          記憶の底に眠る美味しそうな食べ物にまつわる短編集。

          吉田篤弘の小説に度々登場する美味しそうな食べ物は、
          どれも気取らない日常的なものでありつつも、
          どこか不思議なお洒落さを兼ね備えていると思う。

          心がほっこりするようなストーリーかと思いきや、
          食べ物とラジオ以外の共通点は無く、
          キュンとする話からゾクリとする話まで、
          著者の様々な面を楽しめる充実の読書体験だった。
          あとがきも秀逸過ぎる。

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            | author : すペ3 | category : book | comment : comments(0) |
            07/31  金曜のバカ。
            越谷 オサム
            角川書店(角川グループパブリッシング)
            ¥ 562
            (2012-11-22)

            ある理由から金曜日が憂鬱な女子高生の話。
            天体観測の夜に出会った不思議な男女の話。
            オタクがバレないようにデートする高校生の話。
            不器用だけど一途なバカたちの愛すべき青春の1ページ。

            バカって青春だなって思う。
            好きな事や物を全力で好きになれる純粋さはある種の優しさ。
            バカが生きにくい世の中のような気もするけど、それでもバカはいる。
            むしろそうなりたい。

            何も考えずに爽やかな読了感だけを堪能するのにうってつけの作品。
            コンセプトありきのド直球な短編集でありながらも、
            巧みなストーリーテリングと今風のカジュアルな文体で飽きずに読めた。

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              | author : すペ3 | category : book | comment : comments(0) |
              07/19  PK。
              伊坂 幸太郎
              講談社
              ¥ 572
              (2014-11-14)

              代表戦出場を懸けたサッカー選手、落下した子供を救った政治家、
              妻に浮気がバレそうな作家、特殊な能力に悩む警備会社の営業、
              「あなたの力が必要なんです」と言われた男。
              それぞれが振り絞る勇気と、もっとスマートなやり方のある話。

              伊坂作品として異色というフレコミだったけど、いつもどおりの印象。
              無関係なエピソードの細切れが、絶妙なカメラワークのように目まぐるしく展開していく。
              ドミノとかパズルとかそういうギミック的な部分に過度に期待しちゃった人が、
              低評価なのかもしれないけど、著者ならではのSFが評価されないのは残念だ。

              世界を変えるのは本当に大変な事なんだけど、
              二十年後の事を考えてわくわくすれば良いっていうのが、
              シンプルなメッセージのように思う。それが伝わればいいなと思う。

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                | author : すペ3 | category : book | comment : comments(0) |
                07/13  スペードの3。

                元スター女優・香北つかさのファンクラブ「ファミリア」
                そのリーダー役の江崎美知代の前に現れたのは昔の同級生アキ。
                他人を動かすカリスマ性に心のざわめきを覚えた美知代は、
                学級員を務めてきた学生時代の記憶が呼び戻される、という話。
                それは最強のカードにも勝てる切り札。使い時はいつか。

                その名の通り「大富豪」を題材にしているので、
                手に汗握る駆け引きとか、えげつない策略の応酬とかを想像してたのだけど、
                「革命」を軸に、憧れを手に入れ損ねた主人公達の人間模様の話。

                朝井リョウによる新しい形のスクールカーストだと思う。
                連作ではない同じ世界観で独立した3つ物語が一つの作品を構築している感じ。
                オーケストラで第一楽章から第三楽章まで聴いたような読了感。
                とはいえ、表題作以外はスピンオフっぽい印象だった。

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                  | author : すペ3 | category : book | comment : comments(0) |
                  06/29  食堂のおばちゃん 。

                  佃にある「はじめ食堂」は、姑の一子と嫁の二三が切り盛りする食堂。
                  昼は定食屋、夜は居酒屋として、丹精込めた料理を良心価格で提供している。
                  色々ある人生を生き抜くために、お腹を空かせたいつもの顔ぶれが集まってくる。

                  下町の飾らない食堂とその味を愛する人達の話。
                  行ったことは無いけど原風景として誰でも心に描いているであろう懐かしい雰囲気。
                  愛すべき常連さんや地域に根付いてる感じは分かるけど、
                  若干登場人物がゴチャっとしてる印象で、主役が分かりにくい気がした。

                  食堂経営の難しさ+昔ながらの人情話+ほっこりする料理って感じ。
                  裏方の大変さ、客との距離感、時代や世代など、著者の実体験が効いてるのかな。
                  ドラマというよりドキュメンタリーを見ている感覚に近かった。

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                    | author : すペ3 | category : book | comment : comments(0) |
                    06/25  夜の床屋。

                    無人駅で見かけたのは深夜にだけ営業する不思議な床屋だった。
                    好奇心に駆られた大学生は店の扉に手をかけた…果たして、その結末は。
                    奇妙な事件に予想外の結末が待ち受ける短編集。

                    ミステリーズ!新人賞受賞作は伊達じゃなく、
                    エレガントとトンデモ推理のちょうど中間といった感じ。
                    悪くはないんだけど、
                    心をガッチリ掴まれる前に急旋回される感じで上手くハラハラ出来なかった。
                    あと、論理のアクロバットをもうひとひねり欲しかった。

                    連作の中盤くらいからって評判を見かけたけど、結構序盤から雲行きは怪しい。
                    世界観は嫌いじゃないけど、とりあえずタイトルなんとかならなかったのかな。

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                      | author : すペ3 | category : book | comment : comments(0) |
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